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輪廻転生 流木が繋ぐ記憶と命
輪廻転生 流木が繋ぐ記憶と命 Zaiの開発 オレは若かったんだ考えが浅かった。 ただ研究結果をいかしたかった。そう、オレ建ちは。 2053年私は25才だった。私は研究に没頭していた。 元々分子レベルの細胞初期化の研究をしていたのだ。研究は順調だった。 その頃世界の人工は超飽和状態だった。 2100年には食料が枯渇し人類は滅亡することは確実だった。 その時政府からの研究依頼がきた。 それは生物を初期化して精子と卵子に戻すことだった。 理論値レベルでは既にできていた。 この理論値を物質と機械に変えなければならない。 そこである研究チームが結集された。 光物質レーザー技師の和彦と機械システム設計技師の武人だった。 あかん!なんでや。理論上はここで輝いて光が走るはずや ちょっと待ってくれ。ここを少し調整してみるぜ! 和彦と武人は大きな図面を広げて話しあっていた。 Zaiの装置の天井には八方に向かって レーザーの出る突起物が取り付けられていた。 壁は反射板になっていて水晶が埋め込まれていた。 これは武人のアイデアだった。 もう少しエネルギーバルブを調整してみるぜ! 頼むわ! 光物質に変える微妙な調整が必要やねん! 武人はエネルギーバルブにさらに微調整バルブと熱伝導装置の改良をした。 和彦は光物質に持続性を持たせ物体全体に光物質が行き渡るように改良した。 こうして、和彦は私の理論値を光物質に作り上げ その物質を出す機械を武人が造った。 私たちは研究に時間を注いだ。 酒も飲まず、 飯を食う暇も惜しんだ。完成はつかの間の時間だった。 Zaiの試作品であった。 和彦、やっとできたな。 やっぱりオレの光の技術がたけとるわ 和彦お前だけやないぜ、この光を出す機械を造ったのはオレだぜ。 お前らその理論はオレが、、、 Zaiが出来上がった。 外見は鉄の壁に四方を囲まれ小窓が2つ 開始ボタンと中止ボタンが一つずつあるだけのシンプルな物だった。 オレ達は久しぶりの酒に賑わった。 ふと、和彦が、、、、でもよく考えろ、 何のために政府はこんな装置が必要なんや。 なー武人どう思う。 そうだな、何かオレ達が考えもつかないことに使うに決まってるぜ もしそれがオレ達、いや人類に危険な物だったら困るぜ オレ達は話し合い、 あるバグを発生させることにした。 これは開発者のオレ達にしか解除できない物だった。 その後政府は装置を完成させオレ達はバラバラになった。 2072年政府は自然生殖を禁止して人工的による人類の統制に踏み切った。 勿論賛同する者ばかりではなかった。 反政府異論者はZaiによって初期化されていった。 2094年反政府運動者であった和彦がZaiによって初期化されていった。 勿論私と同じくシステムのバグを使っているはずだ。 その二年後武人が70才に達すると、、、、
流木 和良写真
流木 サーベル写真
流木 Kazihiko モデル写真
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